ザ・ヴェネチアン・マカオ 澳門威尼斯人〜度假村〜酒店

1964年(昭39) ホテルニューオータニ開業 1000室 1期生として私が入社
1974年(昭49) ニューオータニタワー開業 1000室 合計 2000室
当時 新聞・テレビは巨大ホテル誕生と報道した。
という訳で私は2000室のホテルはどんなものかは理解・経験・体験している。
さて 3000室の未体験のホテルに一歩踏み入れた時の感想 『何だこりゃ!!』
写真で見る様に天井の高さがすごい!!普通じゃない!
およそ15m〜20mあるだろう。まるで寺院だ。

ホテルニューオータニの天井の一番高いところは芙蓉の間 という宴会場。
この部屋の高さは約7m・・・・・比較の意味がないから止めよう。
それにしても廊下・ロビーのシャンデリアの豪華は何と表現しようか。

まるで宮殿の様だ(ヴェルサイユを見ている)
こんなホテルがホテルと名乗るならば、ホテルの概念(がいねん)を変えなくちゃならない。
3000室は全てスイートルームであると聞く (写真)
私の部屋もスタンダードの部屋だが、天蓋(てんがい)のある超 キングサイズベッド
一段下がったリビングルーム 等々 結構 結構!

ページボーイ(ベルボーイ)は(写真)カタチばかりの人数は居るには居るが、客を部屋に基本的に
案内はしない。

案内して帰って来るまで、およそ50分はかゝるであろうから
何百人居ても追いつかないということだ。
重いトランクを押しながら部屋を探すのがひと苦労だ。
ワンフロアーに100室、ゆるいカーブをえがいた廊下の左右に部屋が配置されている。
エレベーターホールが2ヶ所 低層階用・高層階用と32基のエレベーター
エレベーター会社として一社では受けられない数であるという。
客室だけなら迷うことはないかも知れないが、レストランにも行かなければいけないし
カジノも見たい、サンマルコ広場に行ってゴンドラにも乗りたい。
3階の300店もあるブランド品の店も、買わないが見てみたい。
しかし、これが出かけるとスンナリと帰って来れないのですよ。

若いころからの自慢は絶対的良好優秀(ちょっと広東風に)な方向感覚であります。
いまだかつて道に迷ったことはなかったのです。
初めてのパリでも ちょっとキザか!
迷いました。思い切り迷いました。聞こうとしてもホテル従業員の姿は全くといって良い程ない。
客はウロウロしているが皆 必死になって帰路を探している様子。
このまゝではヴェネチア難民になってしまう。
同じグループで行った若いホテルマンのU.S君は、あくる日 目をマッ赤にして告白してました。
朝3時までカジノで楽しむつもりが、所持金全部を負けて、
あげく部屋番号を忘れたものですからさァ大変!
フロントカウンターがどこにあるか表示がないのですよ。
悲しくて、切なくて、さみしくて 何でこんな旅行に参加しなければいけなかったのか
と思いながら午前5時にやっと部屋に戻ることが出来たということでした。
老舗(しにせ)みやげ店のオーナー夫妻も迷いに迷って夫婦ゲンカに発展
『あなたがあそこを曲がればというから!』 「うるさい!!!」
又ある夫婦はそんな気(迷子になる様な)がしたから、一歩も部屋から出なかった という。
添乗員も普通の旅行の倍の人員を配置したというが、添乗員同志がケイタイでやりとり
『今ここに居るが、ここは全体のどの辺かなァ』
そういえば、ホテルに入る前 バスの中で「私達 添乗員も初めてのホテルなので
頼りになさらずに自主的にお願いします」って良心的(?)に言っていたのを思いだす。
朝7時カジノに行ってみた(写真) 24時間営業となっているが、まさかこの朝っぱらから
ギャンブルに興じるバカ者は居るまい と思っていたが、いるは いるは。
毎日毎晩マカオに何ヶ所カジノがあるか分からぬが、5万人が来てるという。

3000室×2人=6000人 稼働率ホテル発表 90% 5000人以上の宿泊客と
カジノ利用客でロビーは東京駅状態。駅そのもの団体専用のバス駐車場は
100台〜150台収容。
ホテル未使用の敷地全部を使うとジャンボジェット機90機分の広さという。
来年は隣接地(となりといっても隣まで約2km)に4000室のホテルがOPENするという。
これが嘘じゃなく建物がすでに完成間近でしたよ。
ホテルの中に15000人収容のアリーナがあり、アメリカのプロバスケットの
公式試合と(写真)かテニスの世界タイトルが開催されているという。

よそのホテルの宣伝をしても、いたしかたないのでこの辺で終わりにしましょう。
ホテル経営者としてひと言 デカイホテルが好きなので『やってみたいですなァ』