
昭和57年(1982年) 3棟の建物(淡雪・月光・百花)の中心部の「月光の館」が
建った時に、写真の漆喰(しっくい)レリーフが出来ました。
作品名は「鳳凰」 鳳凰が日輪をめざして羽ばたく雄大なものです。
リニューアル工事の真最中のライブレストラン名も鳳凰です。
この作品がどんなものか、栃木県益子町に住む 陶壁作家 藤原郁三先生に
聞きました。

藤原先生は東武鉄道 鬼怒川温泉駅前の鬼怒太(鬼怒川温泉のシンボル)
像の作者でもあります。
レリーフの材料は漆喰(しっくい)で、こうした作品は関西・北陸に多い。
そうした作り手は、たいていは職人で屋敷・蔵の壁面に塗り込む技法で作る という。
しかし、この作品は職人ではなく作家が作ったものだろう。
つまり「作家もの」である。残念ながらサインはあるが読みとれない。
ひょっとすると日光東照宮にも漆喰を使った天井や壁があり、10年に
一度位修理の時があるので、その時の人達の作品かも知れない。
これ程大きいものは、どこかで作って運び入れたものではなく現場で制作した
ものである。出来た当時の色は今のものとは違っていたのではないか
とも推測された。
そこで元社員から話を聞きました。思い出すまで、随分時間がかゝったが
平成8年(1996年)の茨城県南部の地震の影響で、太陽の右から左下に
大きなヒビが入ったそうだ。細いヒビは無数に入った。
その補修の為にどこの大学かは忘れたが、先生と生徒達が来て足場を
組んで直した。その時に色も変えたようだ。
藤原先生の言う様に当初の色と違っていたのですねェ。流石です。
更にこの作品はあっちにある、こっちにあるという作品ではないので
大事にされると良いですね と話された。
眼福(がんぷく)までとは言いませんが、ちょっと楽しめます。
どなた様も一度見にいらして下さいませ。