さきごろテレビで「八州廻り桑山十兵衛(北大路欣也主演)という番組をやっておりました。
東映の時代劇の全盛期には必ずといって良いほど、盆と正月にオールスターキャストで
「清水次郎長もの」と「関八州もの」が全国で上映されたものです。
さて、栃木県鬼怒川に赴任し、毎日地元紙の「下野新聞」を読むにつけ、栃木に隣接する
茨城、群馬の両県で”関八州”と呼ばれた時代の名残りの地名があるので、関八州についてちょっと・・・・

時代劇で育った年代の人々はわりと現在の地名と関八州時代の地名を理解されていると思いますが
因みに
1.上野国 こうずけのくに 群馬県全域 (上州)
2.下野国 しもつけのくに 栃木県 〃 (野洲)
3.常陸国 ひたちのくに 茨城県北東部(常洲)
4.安房国 あわのくに 千葉県南部 (房洲)
5.上総国 かずさのくに 〃 中央部
6.下総国 しもうさのくに 〃 北部、茨城県南部(総洲)
7.相模国 さがみのくに 神奈川県南西部(相洲)
8.武蔵国 むさしのくに 東京全域、神奈川県
埼玉県南部、県中北部(武洲)
昔はこうした名の国でした。
ところで上野国(群馬県)と下野国(栃木県)とは似た名前ですから、何か関係があるのか調べました。書物にはこうありました。
元々この一帯は「毛野国(けぬのくに)」だったが、東西に分けられて上毛国(かみつけぬ)、
下毛国(しもつけぬ)となった。のちに前者が上野(かみつけ→かうづけ→こうづけ)
後者が下野(しもつけ)となった。”両毛、上毛・下毛などは「毛野」に由来する”とあります。
何やら分った様な分らぬ様な解説であります。分ったことは「毛」という字が多いですね。
更に今ひとつ毛の話しを。
佐野市に三毳山209.8M(みかもやま)という毛の本家みたいな山があります。
「山深い」という言葉がありますが、「毛深かそうな」山ですね。
ここに先日、中学生がハイキングに出掛けた時、雷が落ち、ニュースになりました。
ともかく、群馬県と栃木県は毛のつながりのある両県であるということがお分かりいただけたと思いますね。だから、何なのだと言われても困りますがね。
学生の頃、東京世田谷に住んでおりました。さる高貴なお方の結婚式が連日話題となりました。そのお方の住んでいた住所が世田谷区上野毛(かみのげ)という地名でした。
上京したばかりのひまな学生は考えました。
世田谷区のどこかに「下野毛」がある筈だ、と。 もちろん、ありませんでした。。。
それにしても「毛」という文字が、どうして土地の名に多く用いられるのでしょうね。
どなたかお教え願えないでしょうか?