9月末 渋谷オーチャードホールで「スペイン国立バレエ団」の
フラメンコ・バレエを見てきた。

フラメンコを生(なま)で見るのは3回目。
1回目は30年位前 東京、新宿の「エル・フラメンコ」で。
2回目はヨーロッパをひとり旅をした時、スペイン・マドリードの街中のフラメンコを
見せるレストランで、この時踊り子のひとりが出番の直前、日本人の私を見つけて
『私、新宿に居たよ!』って声をかけてきた。 「エル・フラメンコ」に出演していたのだろう。
国立バレエ団のダイナミックな踊りには、ただ ただ おどろきの連続であった。
プログラムの目玉はラベルの「ボレロ」であった。
開演と同時におなじみの「ボレロ」が耳に飛びこんで来た。
私は「ボレロ」はフィナーレにもってくるだろうと勝手に思い込んでいたのでビックリした。

男女30人近くのフラメンコダンサーの群舞(ぐんぶ)。
もちろんこれを見たくて来たのだが、言葉の使い方は不適当と分かっているが
総毛立(そうけ)だった。
家内とオペラグラスを取り合ってひとり ひとりの顔を見た。
綺麗だ!表情に身震い!!
フラメンコのファンでなくとも、これを見たらファンになるだろう。
20分の休憩後
フラメンコを見せる劇場、レストランの定番である個人技といって良い
踊りとフラメンコギターと歌の競演が始まる。
「ジプシーキング」が世に出て来た時、その悪声におどろいたものだが
今ではこれがフラメンコの声としてインプットされている。
「ラ・ジェンダ」「グリート」そして日本初演の「ゴルペス・ダ・ラ・ヴィダ」といった曲で終った。

今までフランクシナトラ、サミーディビスJr、サンタナ等大ホールで
見てきたが、今回のカーテンコールは凄かった。
10分 いや15分 拍手が鳴り止まず・・こんなの初めてだ。
それにしても、ラヴェル(Maurice RAVEL 1875〜1937)のボレロはいつ聞いても良いですね。
同じメロディーがくり返し続く特異な曲です。
そういえばジャンルは違いますが、マンボの王様といわれたペレス・プラドの曲に
「ラ・コンパルサ」というのがあります。同じメロディーのくり返しの曲です。
カーニバルの行列が遠くから来て、遠ざかって行く風景を曲にした
ものですが、一度お聞かせしたいですねェ。

ところで次の何かの公演までに、オペラグラスをもうひとつ買わなきやぁ。