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His Master’s

CDを聞きながら、フッと気づいたことがある。
「レコードコンサート」という催しがいつのころからか聞かなくなったなァ。
ひょっとしたら「レコードコンサート」という言葉は死語になったのだろうか。

若い社員に「レコードコンサート」を知っているか聞いてみました。
「何ですか それッ」という答えでした。

どうしてなくなったのでしょうかねェ。
昔は図書館や公民館みたいなところで良く開いていたものですよね。
レコードコンサートが開かなくなった原因はおそらく
・レコードがEP、LPになり、更にCDになり誰もが求め易い価格になったこと。
 プレーヤーもしかり。
・家庭あるいは学校で音楽が気軽に聞ける様になったこと等かなァ と思います。

私も生涯に一度だけ「レコードコンサート」を開いたことがあります。
高校3年の時 学校祭の一環として開きました。
開校以来 初めてのことで、後輩に聞くと「あの時だけでしたね」
というから、たった一度の催しだったのですよ。

音響装置は斉藤弘君(のちに北海道大学の医学博士)という
クラスメートがどこからか調達してくれました。
集客つまりお客である生徒を集めるのを宮森征二君(のちに築地の水産会社社長)
が引き受けてくれました。

レコードは私が持参し「音楽は作品番号5をつけるとヒットするかも」
というテーマで開きました。
聞かせた曲は、ご存知 ベートーヴェン「交響曲第5番 運命」を
フルト ヴェングラー指揮 ベルリンフィルハーモニー オーケストラで聞かせた。
そしてもう一曲は当時大ヒット中でした、マンボの王様
ペレス・プラドオーケストラの「マンボNo5」でした。

佐々木甫(はじめ)という学校祭を仕切る先生と校長が「面白いこじつけ」だなァ
と聞きに来てくれました。
写真は音楽愛好家なら知らない人がいないと思いますが
ビクターレコードのマークです。
レコードといえばビクターといった時代でした。
his masters Voice

蓄音機(ちくおんき)に耳をかたむける犬 は亡くなった主人の声を聞く姿です。

さしずめ渋谷の忠犬ハチ公の世界版といったところでしょうか。

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